プロフェッショナル・ダンスショー Scene11
無感情の世界
紹介記事です。
振付:

出演:
















2022年に競技ダンスを引退されるまで、数々の華々しい活躍をされてきた村田雄基&麻里亜ペア。
そんなTNKSレジェンドである村田先生が、数年ぶりにdanceGALAに帰ってきました!
プロショーScene11『無感情の世界』の振付を担当されています。
この演目について見どころや裏話など、インタビューさせていただきました。

今回、村田先生が振付する演目『無感情の世界』の見どころはどこですか?
観客の方に「ぜひここを見てほしい!」というポイントを教えてください。

観客の人に見てほしいポイントはズバリ、「感情の変化」ですね。
喜怒哀楽に加え、あえて「無」という感情の存在を強く意識して作品を創りました。
ダンスにおいて感情表現は非常に重要な要素です。しかし今回は、あえて感情を表に出さない「無」の状態を表現するという、ダンサーにとって最も難しい領域にも挑戦してもらっています。
感情を込めることだけではなく、感情を抑制することで生まれる表現。その繊細な変化を、ダンサー一人ひとりに追求してもらいました。

なるほど・・・ダンサーにとって重要な感情表現と、それをあえて「無」にすることで生まれる領域。振付される村田先生にも、それを表現するダンサー達にとっても難易度の高そうなテーマですが、それがどのように実現されるのかワクワクしますね!
村田先生自身、どういった思考を経てその「無」の感情を表現する振付を思いつかれたのでしょうか?

いただいた『無感情の世界』というテーマを現代社会に照らし合わせて考えた時、ハイテク化や合理化が進む一方で人と人が本音をぶつけ合う機会が減り、「感情表現が希薄になりつつある時代」と重なる部分があるように感じました。
私自身これまで大切にしてきた“身体の躍動感や、一人ひとりの表現力を前面に押し出す作品”とは異なり、今回はあえて無機質な質感や美しいライン・均一化された動きを重視し、どこかシュールで現代的な世界観を表現する作品を目指しました。

すごい!そんな社会的なテーマまで含めているんですね!
「人と人が感情をぶつけ合う」ことがコミュニケーションであり、そのコミュニケーションを表現として昇華したものがペアダンスなら、それが希薄になりつつある現代というのは・・・私たちペアダンサーにとっても考えさせられる、非常に奥深いテーマですね。
ますます、どんなショーなのか拝見するのが楽しみになってきました!!
そんな難易度の高そうなショーですが……実際に踊るメンバーたちは、意図を理解したり振付を覚えるのは早かったのでしょうか。それとも、苦労されていたのでしょうか?

今回もメンバーに大きく支えられました。
非常に難しいストーリーだからこそ、振付はあえてシンプルにするべきだと考えていました。しかし、創り上げていく過程で、結果的にはポジションや音の取り方など、細かな部分まで追求する作品になりました。
そのような状況の中でも、メンバー同士が自発的に意見を出し合い、修正を重ねながら作品を高めてくれました。私自身の想像を超える表現が数多く生まれ、本番でどのような形になるのか、今からとても楽しみにしています。
ここまで作品を一緒に創り上げてくれた、すべてのメンバーに心から感謝しています。

それはすごいですね!
TNKSダンサーズは毎年このdanceGALAで様々なフォーメーション・ショーに挑戦して鍛えられてますから、振付や演出意図の理解力も高く、表現の引き出しも増えているのかもしれませんね。
最後の質問です。
TNKSレジェンドとして、今年のGALAに向けて準備しているTNKSダンサーズに、何かメッセージなどありましたらお願いします。

準備期間においても、海外遠征など競技ダンサーとして活動を続けながら尽力されている奥野実行委員長、そしてそれを支える実行委員の皆さまをはじめ、TNKSメンバーの皆さまのご活躍を間近で感じることができ、大変刺激を受けると同時に、改めて多くのことを学ばせていただく貴重な機会をいただいていると感じております。
当日まで微力ながら尽力させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
メンバーによる練習風景。村田先生の希望により、写真はモノクロになっています(無感情の世界観の表現)
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2019年のdanceGALAでの村田先生振付ショー「鏡の世界」。当時TNKS会長賞を受賞した伝説の演目です。
普段クールな村田先生のお茶目な一面も見られます(笑)ぜひリンク先からご覧ください。
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