Pro.Show 9番「ホラーシアター」
★振り付け:加治屋貴士・清水舞
★メンバー:松岡佑紀・齊藤ひかる、丁野真一・井上望、小野孝明・小野恵美織、広岡嘉生・広岡有紗、田振亮一・石井由香、田中慎一朗・田中彩
いつも、振り付けもブログ文章も完璧な加治屋先生、今回もまたこだわりにもだわった作品(プロショー&ブログ)になっていそうですので、僕からの紹介はここまでに。
では、加治屋よろしくお願いいたします。
↓
ホラーシアターチーム振付担当の加治屋でございます。
まずは順不同でメンバー紹介。
松岡佑紀・齊藤ひかる
丁野真一・井上望
小野孝明・小野恵美織
広岡嘉生・広岡有紗
田振亮一・石井由香
田中慎一朗・田中彩
加治屋貴士・清水舞
以上の計14名でお届けしてまいります。
さて今年の夏はえらい早くから我々を熱くしておりますが、長い夏の終盤にヒヤッとする演目をご披露することと相成りました。
さあここはひとつ皆さまを今日のズンドコに落とし入れて差しあげましょうと袖をめくり気を入れたのでありますが、困ったことに私が実行委員長を務めました2017年に「お化け屋敷」という演目を作りましてそこを担当していただきました土屋純一先生の作品が大変素晴らしかったせいか、今回振りを作るのにどうにもこうにもその作品が頭に浮かんでしまうのであります。
血糊を全身に塗りたくり、衣装も使い捨て、Bluetoothで接続したスピーカーを客席の間にこっそり配置しそこから女性の悲鳴を轟かせるというそんじゃそこらのお化け屋敷より100倍は怖い作品だったのであります。
私がもう10年若ければ大泣き大漏らし間違いなしなのであります。
記憶に残る作品とはこういうことかと教室でひとり膝を打つのでありますが、はてさてどうするべかと思考を巡らせふと思い出しましたのは私が今までで見た中で一番怖いホラー映画、「女優霊」。
そうだこれだと今度はもう片方の膝を強く打ったのであります。
この「女優霊」という映画、「リング」等で有名な中田秀夫監督作品でありまして、音や映像の切り替えで驚かせることは一切せず日本特有の怖さを全面に出した作品なのであります。
いわゆる和の怖さ、となれば赤髪から最近パープルヘッドへとジョブチェンジしました私のパートナーがうってつけなのであります。
これで外枠は完成、あとは夜は怖いので明るい時間に振りを入れていくだけと相成りまして、こうなればもう振り付けの神さまが降りていらっしゃるまでひたすら唸れば良いのであります。
案の定今回もしめしめ、振り神さまがいらっしゃいまして私の中では皆さまをゾッとさせる作品が作れたのではないかと鼻を高くしております。
その分メンバーの先生方には大変な思いをさせておりますが…
なによりこの作品をご覧になる皆さまには、その後夢に出ちゃったりなんかしてもどうか私の事をお呪いになりますことだけはお控えくださいますようお願い申し上げたく存じます。
それでは、会場で。
素敵なクルージングを。
